2017年のGDTハイクに持っていくテントはこのFineTrackのツェルト2ロング。2016年春に購入し、その夏のバンフ国立公園スコーキーバレーで実戦投入しました。当時で¥22,680とツェルトにしてはけっこうなお値段です。
特筆すべきはその軽さ。ツェルト本体はわずか360g。ジュース一本分程度の軽さです。張り綱(+10 g)と ペグ((+80 g)を加えても合計450 gです。支柱用にトレッキングポールを持ってきますが、立ち木や木の枝をうまく利用すればポールなしでもいけそうです。
側面の張り綱で中の空間を広げることができ、中はかなり広々でフロアは長さ220cm、幅100cmあります。1人ならかなりゆったりです。大人2人でもまあ十分いけるでしょう。天井の高さは身長173cmの私が背筋を伸ばして座ると頭が付いてしまうくらいなので、若干背中を丸めて過ごしています。このツェルトの特徴でもあるのですが長さは220cmあると寝転がって足を伸ばしても余裕があり、寝袋のつま先や頭がぬれたテントに触ることはありません。
また、これもFineTrackツェルトの売りの一つですが通気性がよいので結露が少ないらしく、実際晴れてるときは寝起きの朝にテントの内側が濡れているということはありませんでした。ちなみに雨のときはテント内の生地の内側もしっとり濡れてくるのであまり触りたくない感じです。
スコーキーバレーでは雨が降ったので雨漏りのテストをすることもできました。シームシーリングをしたのですが、天井真ん中からぶら下がる紐からポタポタと若干の雨漏りがありました。その後、シームシーリングを追加したものの、雨でテストしていないので効果のほどは不明です。雨漏りは主に天井真ん中からぶら下がっている紐を伝って垂れてきます。
内側サイドの紐を輪っかにしておくと寝るときにめがねを掛けておいたり、歯ブラシをぶら下げておいたりできて便利。内側にある天井と側面の紐の本来の役割はフレームをつけて広くできるためのものらしい。
自分なりのアイデアで、メインの張り綱とポールを結ぶ際にはクローブヒッチがよく使われるようですが、私はただ細引きをポールのストラップに載せてくるっとグリップ引っ掛ける方法で済ませています。簡単で楽です。ぜひはやらせたい。
このツェルトは2016年にバージョンアップして、さらに使い勝手がよくなったようです。私ももう少し待てばよかった?
参考記事